• とやましりつ やつおしょうがっこう
  • 富山市立八尾小学校〔キャンディデート校〕

  • Toyama Municipal Yatsuo Elementary School
  • 種別, 地区
  • 主な活動分野生物多様性, エネルギー, 環境, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 福祉, 持続可能な生産と消費, 貧困

所在地 〒939-2331 富山県富山市八尾町下笹原5320
電話番号 076-454-3105
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加盟年 -

2023年度活動報告

活動分野

生物多様性, 海洋, エネルギー, 環境, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 福祉, 持続可能な生産と消費, 貧困

本校の学校教育目標は、「心身ともに健康で、関わり合い、磨き合い、自らを高める児童の育成」である。これは、ユネスコが提唱する教育理念「学びの4本柱」とも理念を共有するものである。今年度の活動の具体を以下に報告する。

1 伝統文化に親しむ日
富山市八尾町には、「曳山祭り」と「越中おわら風の盆」という祭りがある。本校では、これらの祭りを全校児童が体験する「伝統文化に親しむ日」を設定している。曳山祭りでは、学年ごとに町内六箇所の曳山を見学し、本番前の「調曳き」の体験をした。さらに地域の方から祭りの歴史や曳山の特徴を学んだ。おわらでは、運動会で保護者と共に全校で踊ったり祭りの直前に上学年が下学年に踊りを教えたりした。これらの活動を通して、伝統文化に親しみ、郷土愛を育むことができた。

2 地域や人とのつながりを創出する生活科・総合的な学習の時間
〇1年生「いきものとなかよし」
ビオトープやグラウンドの生き物を継続して観察したり2年生からウサギの世話を引き継いだりした。自然や生き物を大切にし、心を寄せて関わる態度を育てた。
〇2年生「野さいをそだてよう」
肥料の与え方や病害虫への対策等について、地域の方の畑へ行きインタビューした。地域の方や友達と対話しながら取り組み、栽培の面白さや達成感を味わった。
〇3年生「八尾のすてきを見つけよう~曳山・蚕~」
蚕を実際に飼育したり、ゲストティーチャーから養蚕で栄えた桑の葉の文化を学んだりした。八尾の文化を発信し、次の世代へと継承しようという心に触れた。
〇4年生「おわらのキラリを見つけよう」
「おわら資料館」を見学したり、踊り子をゲストティーチャーに招いたりした。おわらの魅力を肌で感じながら調べ活動を進め、郷土を大切に思う気持ちを高めた。
〇5年生「心をつなごう 最高学年を目指して~保育園児と交流活動をしよう~」
保育所の園児と遊ぶ活動を1学期から始め、2学期には就学時健康診断の世話を行った。交流の継続を通して、共に支え合って生きようとする態度を育てた。
〇6年生「つなげよう今・昔~未来に向かって~」
再編前の小学校を卒業した保護者へのインタビューや調べ活動を行い、学校をよりよくしようという思いを高めるとともに、自分の生き方について考えを深めた。地域の伝統工芸の八尾和紙を使い、卒業証書を製作する紙漉き体験も行った。

3 児童が主体となって行う児童会活動
・挨拶運動 ・八尾学園さわやか運動(八尾高校と合同で行う挨拶運動)
・募金活動 ・書き損じはがき回収 ・ボランティア活動(落ち葉掃き、雪かき)

来年度の活動計画

〇SDGs-ESDの教育活動を見直し、年間指導計画に位置付けることで、日々の授業で意識できるようにする。
○11「住み続けられるまちづくり」の学習を重点に進め、さらに地域学習の内容や方法を広げていく。
○環境に関する活動にも焦点を当て、生活の中でできることを継続的に取り組む意識を高める。
○各学年の学習室を利用して「ユネスコルーム」を設置し、各学年の取組を紹介して、児童への啓発を図る。
〇目の前の問題を自分事として捉えたり、人との関わり方を見つめ直したりする中で、自分たちの生活や環境は自分たちでつくり上げていくという意識を高めていく。

過去の活動報告