• しずおかしりつたまかわちゅうがっこう
  • 静岡市立玉川中学校

  • Shizuoka Municipal Tamakawa Junior High School
  • 種別 地区
  • 主な活動分野登録なし

所在地 〒421-2223 静岡県静岡市葵区落合103-3
電話番号 054-292-2014
ホームページ https://tamasho-e.shizuoka.ednet.jp/
加盟年 2013

2023年度活動報告

活動分野

減災・防災, 環境, 持続可能な生産と消費

本校は、昨年度よりコミュニティ・スクールとなり、地域教育目標を「玉川人としての誇りと愛着を育てる」としている。人口減少や高齢化が進む山間地域にある本校では、ESDを、故郷である玉川地区を持続可能な地域にしていくために自らの在り方を考える教育と捉えている。
具体的な学習活動としては、「お茶生産活動」「太鼓活動」「玉川学習」の3つが主となっている。特に探求活動である「玉川学習」においては、自らの研究テーマがSDGsのどの目標とつながっているかについても意識させながら学習を進めている。

1 お茶生産活動
「お茶」は地域の重要な産業の1つとなっているため、「施肥」や「茶摘み」などを体験する中で、お茶生産に関する一連の流れを詳しく知る学習活動を行っている。今年度は、昨年度9月の台風の影響により茶畑に土砂が流れ込み、摘むことができた茶葉も少なかったため、校内で手揉みした茶葉でお茶を楽しむ活動を行った。

2 太鼓活動
児童・生徒数の減少により、昨年度に比べ演奏規模は縮小されているが、今年度は年間3回の演奏披露の機会があった。児童、生徒たちは発表会に向けて、朝や夕方、音楽時間などを使って事前練習を充実させることができた。またその成果を、5月の授業参観会、運動会、学習発表会で披露して地域の方や保護者に聴いていただいた。子どもたちの思いは演奏を通して伝わり、規模が縮小しても迫力ある雄大な演奏ができたと大絶賛された。

3 玉川学習
生活科および総合的な学習の中で、地域を知り地域に貢献することを目的に、小学部1年生から中学部3年生までを系統的な学習をするように計画した。11月の学習発表会では、地域の方や保護者が参観する中、学習の成果を堂々と発表することができた。
各学年のテーマは以下の通りである。
<小学部>
1・2年「玉川で遊ぼう」   3・4年「玉川を知ろう」   5・6年「玉川を深めよう」
<中学部>
1・2年「玉川を発信しよう」   3年生(総合)「玉川に貢献しよう」

来年度の活動計画

【次年度の活動計画】
2024年度は、児童・生徒数が現在よりも更に減少し、今年度と同様の活動を継続していくことが大変難しい状況になることが予想される。そこで、基本的な方向性を含めて検討した結果、以下のようにしていきたいと考えている。

1 お茶生産活動
地域の重要な産業の1つである「お茶生産」について学ぶことは、地域を知る上でとても大切だと考えている。そこで、来年度は地域のお茶農家の方にも協力を依頼し、茶工場の見学をさせていただいたり、茶葉を使った加工品づくりに挑戦したりする活動を考えている。

2 太鼓活動
今年度までは、小学部、中学部それぞれの演奏と小中学部合同の演奏の両方を行っていたが、児童、生徒数の減少により学部単独の演奏はできないので、合同演奏のみとし、演奏する曲数も減らす。また、年間3回あった発表会も5月を止めて年間2回にする。

3 玉川学習
中学部では今年度まで、1年次で決めた探求学習のテーマを、毎年内容を少しずつ進化させなが
ら、3年間継続して研究を積み重ねてきた。しかし、本校は小規模特認校制度により他地区から通
学している生徒が増えている現実がある。玉川地区在住ではない生徒たちにとって、「玉川」に関連
したテーマで、さらにSDGsの目標との関連性も意識した内容で探求学習を行うことは大変難しい
と考える。そこで、今以上に有意義な探求学習にするために以下のように変更する。
(1)テーマについては、「玉川」に関係なく、自分の追究したいテーマを設定することも可能。
(2)学習内容については、SDGsの目標との関連性を意識した内容でなくてもよい。

過去の活動報告