• おおさきしりつたじりちゅうがっこう
  • 大崎市立田尻中学校

  • Osaki Municipal Tajiri Junior High School
  • 種別 地区
  • 主な活動分野生物多様性, 減災・防災, 環境, 人権, ジェンダー平等, 持続可能な生産と消費, ジオパーク

所在地 〒989-4308 宮城県大崎市田尻沼部早稲田15
電話番号 0229-39-0043
ホームページ http://www.educ.osaki.miyagi.jp/tj1/
加盟年 2012

2023年度活動報告

活動分野

減災・防災, 環境, ジェンダー平等, エコパーク

本校では、「『志』を高く持ち、実現に向けての『挑戦』が『達成感』と『感動』を生む」をスローガンに『TAJIRIドリーム(志)プロジェクト』を立ち上げ、活動している。
具体的には、環境教育、人権教育、防災教育を柱に、①防災・減災に関わる学習、②エコパーク学習、③ジェンダー平等に関わる学習、④環境にかかわる活動を行った。

①防災・減災に関わる学習
本校は毎月11日を「防災の日」とし、月に一度防災の在り方を考えたり、実践したりする「防災タイム」が設定されている。年間9回の地震や火災、水害等の避難訓練や地域の幼小中高学校合同の引き渡し訓練、救命救急体験等を行った。
また各学年それぞれ防災に関する行事を行っている。
第1学年は8月30日に、栗駒山麓ジオパークビジターセンターでの研修を行った。平成20年6月発生の岩手・宮城内陸地震発生源にある荒碇沢地すべり地や冷沢崩落地をジオガイドの方の案内で見学したり、ジオパークビジターセンター内で地すべりシミュレーターでの学習をしたりした。研修を通して、内陸型地震のメカニズムや斜面崩落の要因を学んだ。
第2学年は8月30・31日に1泊で松島自然の家に宿泊体験学習を行った。防災プログラムで、夜間ハイキングやクッキング、ロープワーク、簡易テント設営訓練、空き缶ランタン作り等を体験した
第3学年は8月30日に、旧大川小学校と南三陸町を訪問し、3名の語り部の話を聞いたり、震災遺構の見学をしたりした。
各学年とともに防災に関する体験を通して、生徒の防災・減災意識を高める一助とすることができた。

②エコパーク学習
生徒会執行部が中心となり、SDGsの活動を行った。まず、SDGsを全校生徒に知ってもらうためにポスターを作り校舎内に掲示した。そして、紙の再利用の推進や使い捨てコンタクトレンズの空ケース回収等を行った。それらの田尻中学校生徒会で行ったSDGsの活動を宮城県北部教育事務所主催の『おおさき万博』で劇の形で発表した。その様子がインスタグラム(expo._.osaki)にアップされた。また、トルコや能登半島地震募金活動等を行った。特に、東日本大震災の際に支援していただいた輪島市や能登町に大崎市教育委員会を通して見舞金として寄贈した。その様子が、TBCやNHKのテレビニュースで報道された。

③ジェンダー平等に関わる学習
6月23日に、第3学年の生徒を対象に、「男女共同参画社会」に関する講演会を開催した。特に「デートDV」に関する内容を取り扱い、男女が互いに異性を尊重して生活することや男女共同参画社会の在り方について考える機会として実施した。

③環境に関わる活動
毎年、第1学年を対象に「国際生物多様性の日」である5月22日の前後に「グリーンウェーブ活動」の一環として、学校花壇と学校近接の総合体育館花壇に花植えを行っている。今年度は、5月19日金曜日に花の植え付けを行った。また、花を植える前に花壇の除草や肥料入れ、畝掘り等の活動、植花後の水やり、花が咲き終わった後の花壇整備の活動等も行った。一連の活動を通して、環境美化の大切さと環境を守るためにどのように行動すれば良いのかを考える機会となった。

来年度の活動計画

2024年度も今年度の反省を生かし、生徒がより充実した活動ができるように計画を立て、学校行事として行う予定である。また、昨年度から実施している「防災タイム」についても、内容をより実践的なものにし、災害発生時の「自助」「共助」の担い手育成を推進していく。

過去の活動報告