• とよはししりつしもじしょうがっこう
  • 豊橋市立下地小学校

  • Toyohashi Municipal Shimoji Elementary School
  • 種別 地区
  • 主な活動分野登録なし

所在地 〒440-0855 豊橋市下地町字宮前68
電話番号 0532-54-2233
ホームページ http://www.toyohashi-c.ed.jp/shimoji-e/
加盟年 2014

2022年度活動報告

活動分野

減災・防災, 健康

本校のすぐ近くには,1級河川の豊川が流れている。「立ち向かい,やりとげる」を目標に,体力づくり,歯や心の健康づくりを中心にした保健指導に力を入れてきた。ESDを「心身の健康増進」の観点から,自らの責任ある行動をもって,持続可能な社会づくりに主体的に参画できる人材を育成することと捉えている。

そこで、本校は「大いちょうプラン」として4つのプランを立てて,①きたえる活動「たくましい心とからだづくりプラン」、②育てる活動「輝く笑顔づくりプラン」、③守る活動「安全安心な学校づくりプラン」,④広げる活動「確かな学びづくりプラン」として、子どもたちが自ら健康課題を見つけ,自ら学び,自ら考え,主体的に行動できるようにするための活動や学習を進めている。

① きたえる活動「たくましい心とからだづくりプラン」

年間を通して,目標をもち運動に立ち向かう子を育成するために,週400分運動を目ざして実践を行ってきた。毎週火,木曜日の朝の10分をスポーツタイムとして,下地っ子体操,器械運動,長なわ月間,チャレンジマラソン,短なわ強化月間などを,継続して行っている。また,健康教育に重点を置き,年3回の健康チェック週間を設定し,よりよい生活習慣が身につくように,バランスのよい食事・睡眠時間・メディアの時間などの見直しを継続して行った。学校保健委員会でも,健康チェックの成果をとりあげたりして,子どもたちの意識を高めてきた。その結果,休み時間には運動場に出て積極的に体を動かす子や自分の目標に向かって継続的に練習を積み重ねる子,早寝・早起きの習慣がついてきた子などの成果が表れている。本校は,学校保健環境優良校として,奨励賞を表彰されていた経歴をもつ。

② 育てる活動「輝く笑顔づくりプラン」

笑顔輝く子どもを育てるために,他者とかかわり合いながら心をつなぐ活動として,ぎんなん活動(たてわり班活動)の充実,あいさつ運動の実施,年6回の歌声集会,読書週間の充実を図ってきた。ぎんなん活動では,異学年の子どもたちがふれ合うことで,高学年のリーダー性や思いやりの心を育てることができた。また,歌声集会では学年の歌声の発表し,お互いの音を聞き合い,響き合わせ,豊かな情操や表現力を身につける活動になっている。新型コロナウィルス感染症の対策として,タブレットやテレビ放送などを活用して,感染対策を行っている。

③ 守る活動「安全安心な学校づくりプラン」

児童の安全に対する意識を高めるとともに,地域ぐるみでの子どもの見守り活動を展開するための活動として,防災学習の日を位置づけている。

また,近くにあるこども園と合同で,大地震が発生した後の津波に対応する避難訓練も継続して実施している。学校の屋上に避難する活動を行い,実際に大地震が起きたらどうなるかという想定のもとの訓練は,自分の命は自分で守るという,子どもたちの防災意識を高めるために重要な役割を果たしている。

④ 広げる活動「確かな学びづくりプラン」

基礎学力の定着だけでなく,「かたる」「かかわる」「かわる」力に重点を置き,自分で考える子を育成するために,「お話タイム」を設けたり,話し合い活動を充実させたりしている。

本年度は,校内のビオトープの水質検査をきっかけにして,一級河川の豊川の上流下流の見学,淡水魚水族館での講演,見学を行い,豊川の清流のシンボル絶滅危惧種「ネコギギ」の繁殖を願って,校内外へ水質向上のキャンペーンを展開した。

来年度の活動計画

上記活動を,より充実することで,子どもたちの防災意識や健康増進につとめたい。その中で,地域社会との関わりを大切にしながら,人との関わりや豊かな体験活動を通して,子どもたちの学びが深まるようにカリキュラムを工夫していきたいと考えている。そうすることで,自らの責任ある行動をもって,持続可能な社会づくりに主体的に参画できる人材の育成を推進していきたい。

過去の活動報告