• とよはししりつさかえしょうがっこう
  • 豊橋市立栄小学校

  • Toyohashi Municipal Sakae Elementary School
  • 種別 地区
  • 主な活動分野環境, 平和, 人権, 福祉

所在地 〒441-8105 豊橋市北山町字東浦46番地の4
電話番号 0532-45-5497
ホームページ http://www.toyohashi-c.ed.jp/sakae-e/
加盟年 2015

2022年度活動報告

活動分野

環境, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 平和, 人権, 福祉, 食育

本校の取り組みを「過去・現在・未来という時間や時代、世代をつなぐ『たて糸』と、友達・教師・保護者・地域・もの・ことをつなぐ『よこ糸』で織りなす教育活動」と定め、テーマを「つなぐ~Hataori~」とした。またねらいを「心に残る授業・未来の自分や社会に生かせる学びの実現」とし、【友達の意見を聴きたい、自分の意見を伝えたいという思いをもって授業に取り組める子】【人とのつながりをたくさんつくるために、挨拶ができる子】【思い切って、自分の声や自分の思いを表現できる子】を目ざす子どもの姿とした。

具体的には ①心に残る授業の実践 ②あいさつ運動,SKE会議 を活動の柱に,ねらいに迫る教育活動に取り組んだ。

 

 心に残る授業の実践

「持続可能な社会づくりの担い手を育てる」というESDの視点を本校なりに上記のねらいと捉え、問題解決的な学習を行っている。

≪実践例≫ 「4年 社会科」

「見つけよう豊橋の誇り~きょう土の伝統・文化と先人たち~」の学習では,開拓者の思いや苦労を知り,自分の住む地域を誇りに思い,大切にしていってほしいという願いのもと実践を行った。戦後の開拓の様子について学習をすすめていく中で,当時の様子をよく知る地域のかたにお話を聞く機会を設定した。また,資料の中の「松の木の根を掘りおこす仕事は,とても苦しく,体がふらつき,目まいがすることもあった。」という記述から,校庭にある松の木の根を実際に掘りおこす作業を実体験する活動を行った。最初は楽しんで掘っていた子どもたちも,なかなか掘り進めることができず,徐々に口数も減り,「これが毎日かあ。」「朝から晩までなんて,つらすぎる。」と開拓者の苦労を実感することができた授業となった。

≪実践例≫ 「6年 平和学習」

栄小6年生は,栄小学校校区をはじめ周りの校区には、多くの戦争遺構が存在することを発見した。校内の松の木の脂採集の傷跡、歩哨が立つ門の跡、等である。現在平和であることを実感できるようになったのも、過去の戦争があり平和を目指し日本が発展してきたことと知った。実際、本年度は愛知大学の敷地内にある建物を見ながら説明をお聞きし学習を行った。栄小学校として、更にこの事業を拡大していき,今後は、児童がそれぞれの学習をまとめていくことに力も入れていきたい。

② あいさつ運動

「めざせ,あいさつ日本一」をテーマに掲げ,毎年あいさつ運動に力を入れている。昨年度もコロナ禍のため,これまで行っていた「あいさつ盛り上げ隊」の結成ができず,今年度は,コロナ禍でもでき全校が楽しく挨拶できる方法を模索した。南部中学校と協力し挨拶運動も行った。また,挨拶の大切さを感じながら取り組めるようにしないようにしよう」という気持ちを高め,自分たちにもできる役割を考えることができた。

来年度の活動計画

本年度の活動を継続発展していく。

○ 心に残る授業の実践

・ESDの視点で見直しを図った大単元表をもとに、各学年団一人ずつの全体研究授業を行う。その際、【心に残る授業をつくり、振り返るための5つの視点  ①追究意欲を持続する単元構想 ②五感を使う本物体験 ③やりたい!知りたい!という切実感のわく課題設定 ④伝えたい!聴きたい!という思いがあふれる話し合い活動 ⑤本時の教師支援 により、授業づくり・協議会を行い、問題解決的な学習の授業改善を図る。

○ あいさつ運動

・今年度同様、「あいさつ運動」を充実させる。コロナ禍の収束とともに、「あいさつ盛り上げ隊」の活動を復活させ意識の高揚を図る。

○ 全校合唱・全校群読

・コロナ渦で全校で集まる機会や大きな声を出す場が減っている。コロナの収束ともに、声を出して表現することを楽しむ場、全校で声やリズムを合わせることで一つの作品をつくっていく達成感や一体感を得られる場として継続していきたい。

過去の活動報告