2020年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

減災・防災, 気候変動, エネルギー, 環境, 文化多様性, 国際理解, 平和, 人権, ジェンダー平等, 福祉, 持続可能な生産と消費, 健康, 貧困, グローバル・シチズンシップ教育(GCED)

本校は「世界の一員として連帯感と使命感をもって、より良い社会を築くことに貢献する」、を学校理念として、ESDをグローバルマインド育成に不可欠な指標と捉え、その実践を通して、共生の視点と主体的に課題解決に取り組む力の育成を目標とした。2018年度からSDGsに着目し、2019年度はアクションを起こすことを目指した。2020年度は新型コロナウイルスのために学校での活動は限られたものとなった。各学年で例年実施している活動の中で実施できないものもあったが、SDGsについて、自分たちが実施できることに取り組む意識は定着している。学校として電力を生成可能なエネルギーに転換した。

日常的にも、奉仕活動委員会の活動として、高等科と協力し、毎月の募金、リサイクル活動などを行い、支援の実践としての成果をあげることができた。

高齢者支援  クリスマスカード、年賀状等の送付

難民支援 ユニセフ、AARジャパンなどに対しても寄付活動を行った。

10円募金   奉仕活動委員会のリーダーシップで全校で取り組む。今年度はプランインターナショナル ガールズプロジェクトとし、ジェンダー平等の観点から女子の教育を支援した。

被災地支援  東日本大震災被災地の釜石教育委員会にクリスマスカードを送付 支援活動を続けている

 

 

①国際理解に関わる活動

実際の交流はほとんでできなかったが、オンラインにより世界各地の聖心姉妹校と繋がることができた。インドネシアからの来校者を1名1週間学校に受け入れることができ、交流を持つことができた。

②持続可能な生産と消費に関わる教育
中等科3年生が青森県南部町三八地区で農業体験を計画していたが、実施できなかった。

③人権・平和に関わる学習
中等科1年生の総合的学習 人権意識を高め、個性の多様性を認める姿勢を深める

「ハンナのかばん」の活動 第2次世界大戦中に迫害されたユダヤ人少女の所持していたかばんをもとにホロコーストについて書かれた本「ハンナのかばん」を題材に学ぶ。著者であり、NPO法人ホロコースト教育資料センター理事である石岡史子氏による講演会を行った。生徒は事前に本を読み、ホロコーストについて学ぶ。

④福祉に関わる学習
奉仕活動・ボランティアは全校的な活動としている。弱い立場にある人々への意識を高め、実践に取り組んでいる。
中等科2年生総合的な学習 テーマ「いのち」 障害のある人々との共生の姿勢の育成

視覚障害について専門家を招き、点字を学び、障害のある方の体験談を聞く

中等科3年生総合的な学習 高齢者体験  車いす実習、疑似体験を実施し、共感できる姿勢を育成する。

例年は学級ごとに高齢者施設を訪問しているが、今年度は実施できなかった。専門家を招いて、講演を実施した。

 

来年度の活動計画

2021年度も今年度に引き続き、SDGsについての取り組みを深める。

高等科と協力して、全校で難民支援、被災地支援、高齢者支援、障がいのある人との共生に関わる活動を行う

各学年の総合的な学習で学びを深める
中等科1年  ユダヤ人差別とホロコーストについて  「ハンナのかばん」
中等科2年  障がいについて学ぶ  手話、点字
自然との関わり    奥日光キャンプ・登山 あるいは代替の活動
中等科3年  高齢者について学ぶ
持続可能な消費    日本の農業について知る あるいは代替の活動