2020年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

気候変動, エネルギー, 環境, 文化多様性, 世界遺産・地域の文化財等, 国際理解, 平和, 人権, 福祉, 持続可能な生産と消費, 貧困

本校は「世界の一員として連帯感と使命感をもって、より良い社会を築くことに貢献する」、を学校理念として、ESDをグローバルマインド育成に不可欠な指標と捉え、その実践を通して、共生の視点と主体的に課題解決に取り組む力の育成を目標とした。2018年度からSDGsに着目し、2019年度はアクションを起こすことを目指した。2020年度は新型コロナウイルスのために学校での活動は限られたものとなった。各学年で例年実施している活動の中で実施できないものもあったが、SDGsについて、自分たちが実施できることに取り組む意識は定着している。学校として電力を生成可能なエネルギーに転換した。

新しい活動として、PFCプラスチックフリーキャンパスを開始した。特定非営利法人プラスチックフリージャパンの支援を得て、校内でのプラスチック製品利用の削減を模索している。啓蒙活動に取り組んでいる。キャンペーンの一環として、12月には校内でステンレスストローの販売も行った。

日常的にも、奉仕活動委員会の活動として、高等科と協力し、毎月の募金、リサイクル活動などを行い、支援の実践としての成果をあげることができた。

高齢者支援  クリスマスカード、年賀状等の送付

難民支援 ユニセフ、AARジャパンなどに対しても寄付活動を行った。

10円募金   奉仕活動委員会のリーダーシップで全校で取り組む。今年度はプランインターナショナル ガールズプロジェクトとし、ジェンダー平等の観点から女子の教育を支援した。

被災地支援  東日本大震災被災地の釜石教育委員会にクリスマスカードを送付 支援活動を続けている

国際理解教育 留学生の受け入れ、本校生の海外派遣は実施できなかったが、オンラインによる交流を行った。

10月 世界の聖心姉妹校と記念行事をオンラインで祝い、平和と世界の健康への思いを共有した。

11月 オーストラリアの姉妹校と高校2年生がオンラインで交流

1月  高校3年生 アメリカの日系3世の方による日本人移民の歴史と意味についてのオンライン講演

2月  高校1年生 アメリカ在住の卒業生によるSTEM教育をテーマとしたオンライン講演

平和学習  高校2年生に予定していた長崎研修旅行は中止としたが、事前学習と代替の活動をオンラインで実施した

12月 オンラインによる被爆者体験講話

1月 長崎での原爆被害について取材されたテレビプロデューサーによるオンライン講演

来年度の活動計画

2021年度も今年度に引き続き、SDGsについての取り組みを深める。

特にPFCプラスチックフリーキャンパスについては校内での意識化と活動を活性化し、他校にも働きかけを行って、活動を拡げていく。

中等科と協力して、全校で難民支援、被災地支援、高齢者支援、障がいのある人との共生に関わる活動を行う。

国際理解教育については、引き続き現地訪問や人の交流は困難と予測されるので、オンラインによる活動を進める。

カンボジア体験学習に代えて、オンラインによる現地との交流を含めた活動を行う。

高等科2年生では長崎研修旅行、あるいは代替の活動により、平和学習を進める。