所在地 〒558-0023 大阪府大阪市住吉区山之内2-13-57
電話番号 06-6693-4031
ホームページ https://www.naniwa.ed.jp/
加盟年 2010

2024年度活動報告

活動分野

減災・防災, 文化多様性, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 国際理解, 人権, ジェンダー平等

本校は、「日本の伝統文化を次世代に伝えること」を学校理念として、ESDを伝統文化と異文化理解の場と捉え、ESDの実践を通して国際社会に生きる日本人の力の育成を目標としている。 今年度も、神道教育、国際理解、人権教育を柱に、①日本の伝統文化に関わる学習、②国際理解に関わる学習、③人権に関わる学習、④防災に関わる学習を行った。

①伝統文化に関わる学習
本校は、神道の授業や神道行事を通じて生徒が日本の伝統文化を学び、実践することを目指している。神道の授業では、日本古来の神道にまつわる歴史、文化、習俗を学び、日本の伝統文化の理解に努めた。また、雅楽部、神楽部の活動を通じて、クラブ員だけでなく、全校生徒が雅楽や神楽といった日本の伝統文化に接することができた。例年、校内の神社に参拝し、春秋には例祭に参加することにより伝統文化の体験を行っている。今年度も校内放送を通じてではあるが、全校生徒が春季・秋季例祭に参加した。

②国際理解に関わる学習
例年、グロバルアカデミー、留学生の派遣と受け入れ、海外語学研修を通じて、生徒の国際理解を深める取り組みを行っている。グローバルアカデミーでは、国内留学生をグループリーダーとして討論、プレゼンを実施し、参加生徒にはこのプログラムを通じて、海外留学体験をしてもらった。留学生の受け入れに関しては、今年度は実施できなかったが、次年度は受け入れの方向で動いている。本校生徒の生徒は、5名がカナダの高校へ1年間、もしくは、半年間の短期留学をしている。海外語学研修は、昨年度に続き実施が決定し、3月にカナダのトロントに行くことになっている。

③人権に関わる学習
子どもの人権に関するDVD「タンザ、ソンソンとシャオマオ」を視聴して、ワークシートの設問に答えながら、「人権」とは何かを正しく認識し、子どもの人権を損なう戦争や貧困をなくすにはどのようなことができるかをグループで話合い、グループごとに意見をまとめて発表した。

④防災に関わる学習
阪神淡路大震災、東日本大震災といった大震災から年月が経過し、震災の記憶が薄れる中、能登半島地震が起こり、宮崎県でも大きな地震があり、南海トラフ地震が現実味を帯びてきた。震災は決して他人事ではないので、生徒たちに大規模な地震が被災地にどのような被害をもたらしたのかを認識させ、防災に向けて何を備えなければならないのか考えさせた。また、大阪800万人防災訓練に合わせて非難訓練を実施し、地震発生時にどのような対応をしたらよいのかを体験させた。

来年度の活動計画

2025年度は、引き続き「日本の伝統文化に関わる学習」、「国際理解に関わる学習」、「人権に関わる学習」、「防災に関わる学習」を中心に活動を進めることとする。また、他校や海外との交流を進めるために、直接交流だけでなく、オンライン交流も活用して、できるだけ他校や海外との交流を進めるとともに、ネットワークの活動に参加してESDの活動を促進して行きたい。

過去の活動報告