• なごやしりつまるのうちちゅうがっこう
  • 名古屋市立丸の内中学校

  • Nagoya Municipal Marunouchi Junior High School
  • 種別 地区
  • 主な活動分野登録なし

所在地 〒460-0001 愛知県名古屋市中区三の丸1丁目9?2
電話番号 052-211-3251
ホームページ https://www.nagoya-c.ed.jp/school/marunouchi-j/
加盟年 2012

2021年度活動報告

活動分野

減災・防災, 気候変動, 環境, 持続可能な生産と消費

1 はじめに

2015年に行われた国連総会にて、持続可能な開発のために必要不可欠な、向こう15年の行動計画として、「持続可能な開発目標(SDGs)」が示された。2030年までの達成を目指して設定されたものだが、達成目標まで10年を切った今、現状の達成状況は芳しくない。

この状況を受け、本校では、これまでアートマイル(国際交流壁画共同制作プロジェクト)や健康と福祉についての学習を通して、SDGs達成の担い手づくりに取り組んできた。今年度も、少人数の特色を生かした本校ならではの取り組みで、SDGs達成の担い手づくりを推進していきたいと考え、活動の計画をした。

 

2 生徒の活動内容と様子

〇ユニクロ“届けよう、服のチカラ”プロジェクトへの参加(ゴール12:つくる責任 つかう責任)

ユニクロから講師を招き、途上国の現状や、ユニクロの活動についての講話を聞いた。その後、1年を通して子ども服の回収プロジェクトに参加した。学校行事の際には、地域からの協力もあった。

 

〇中日新聞社主催、防災教室への参加(ゴール11:住み続けられるまちづくりを)

中日新聞社の主催する防災教室に参加した。被災した状況を想定して、使わなくなったペットボトルや新聞紙を用いてランタンやスリッパ、紙皿を作る技術を学んだ。

 

〇SDGs EXPO 2021への出展(ゴール12:つくる責任 つかう責任、14:海の豊かさを守ろう)

学習の内容を発信する場として、常滑で行われた「SDGs AICHI EXPO 2021」にブースを出展した。「SDGs」を意識した出展内容として、学校の花壇で栽培した花や、実際に海岸に行って拾った貝殻や砂浜の砂などを用いたハーバリウム制作体験コーナーの運営を行った。

 

〇学校行事「丸フェス」の「持続可能」化(ゴール17:パートナーシップで目標を達成しよう)

例年行われている文化的行事「丸フェス」を、SDGsに関する取り組みを発信する場として企画した。各学年がSDGsに関連したブースを出展、運営することで、SDGs達成に向けた意識の高揚を図った。

<各学年の企画>

1年生

・フェアトレードコーヒーの豆挽き体験(ゴール1:貧困をなくそう)

・紋切り体験コーナー(ゴール11:住み続けられるまちづくりを)

2年生

・ハーバリウム制作体験コーナー(ゴール12:つくる責任 つかう責任、14:海の豊かさを守ろう)

・間伐材を用いたコースター作り(ゴール15:陸の豊かさも守ろう)

3年生

・牛乳パックで紙すき体験コーナー(ゴール15:陸の豊かさも守ろう)

・リサイクル製品で作った縁日(ゴール12:つくる責任 つかう責任)

3 活動の成果

行事後の振り返りにおいて、「SDGsを意識することができましたか」という質問には全ての生徒が「できた」と回答した。生徒の記述の中にも、「SDGsについて調べるうちに、自分の生活を見直すことが出来た」「いろいろな人にもっとSDGsについて知ってほしい」「とても大きな目標だと思っていたけど、自分たちにもできることがたくさんあることに気づけた」といった前向きな内容が多く見られ、生徒たちが今後の生き方を見つめ直すきっかけになったと考える。

来年度の活動計画

今年度は新型コロナウイルス感染拡大防止の観点より実施を見送ったが、来年度は以前より取り組んでいたアートマイルを再度実施したいと考えている。また、二年生ではSDGsの開発目標である「環境」に関わる学習を進めていく予定である。夏に行う野外教育活動(宿泊行事)に向けて、環境問題に関心をもたせ、自分たちにできる具体的な行動を考えさせる予定である。

過去の活動報告