• こうとうくりつふかがわだいいちちゅうがっこう
  • 江東区立深川第一中学校

  • Koto City Fukagawa 1 Junior High School
  • 種別 地区
  • 主な活動分野生物多様性, 海洋, 減災・防災, エネルギー, 環境, 文化多様性, 国際理解, 平和, 人権, ジェンダー平等, 福祉, 健康, 食育, 貧困

所在地 〒135-0004 江東区森下四丁目9番22号
電話番号 03-3631-3241
ホームページ http://fuka1-chu.koto.ed.jp/
加盟年 8年

2023年度活動報告

活動分野

生物多様性, 海洋, 減災・防災, 気候変動, エネルギー, 環境, 文化多様性, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 国際理解, 平和, 人権, ジェンダー平等, 福祉, 持続可能な生産と消費, 健康, 食育, 貧困

本校は、総合的な学習の時間において、ユネスコスクールが重点的に取り組む3つの分野について、「深一学」と称し、異年齢集団グループ(特別支援学級を含む全校1年生から3年生の混成グループ:縦割り)による探究学習を行っている。自己の生き方を考え、創造的で、豊かな心で生きることができる能力および探究心の育成を図ることを目標に、自ら課題を見つけ自ら学び、自ら考え、主体的に判断し、よりよく問題を解決する力を身に付ける探究学習である。SDGsを念頭に自らが設定したテーマに沿って学習を行い、学習過程で生ずる疑問・課題を追究、解決し、「主体的・対話的で、深い学び」の実現を目指している。

年度初めにオリエンテーションを行い、5つの領域(①国際問題、②自然・エネルギー、③文化・生活、④心・健康、⑤社会・地域)から生徒に興味関心のある分野のアンケートをとり、その結果をもとにグループ分けを行う(42グループ)。グループが決定したら、グループごとに、ユネスコスクールが重点的に取り組む3つの分野も意識に入れつつテーマ決めを行い、各グループでの話し合い、タブレットや書籍等を使った調べ学習、そして、その結果を基に立てた仮説、各グループごとに提案をまとめ、11月~12月の3週にわたり発表を実施した。(年間20時間)

以下が今年度の発表内容である。

①国際問題・・・海洋プラスチックを防ぐためにはどうしたら良いのか、人身売買・人身取引を減らすためには、貧困や人種差別をなくすためには、アジアやアフリカで起きている格差に、我々はどう対処すべきか、日本の貧困の深刻化を防ぐためには、貧困の原因〜紛争・難民〜なくすためにはどうすればよいのだろうか、組織的な犯罪をなくすためには、バーチャルスラム、人身売買とは? またそれを減らすためには

②自然・エネルギー・・・魚が住みやすい海にするためには、自然災害を有効活用 できるのか、海中汚染、気候変動による生き物への影響とその対策、海洋プラスチックゴミを減らすためには、海のプラスチックゴミを減らすためには

③文化・生活・・・昔ながらの伝統を保護していくにはどうすればよいか、食品ロスを減らすには、スラム街を改善するためにはどうしたらいいか、インフラの設備を整えていくにはどうしたらいいか、食品ロスをなくすためには、ネット依存しないためにはどうすればよいか、気候変動から地球を守るためには、ジェンダーの偏見をなくすためには、物の上手い使い方とは

④心・健康・・・安全な水を世界中に広めるには、地球の水が尽きないためにどうしたらいいか、ジェンダー平等を実現するにはどうしたら良いか、ジェンダー平等を実現させるためには、飢餓をなくすためには、この世からストレスを無くすためには、飢餓を減らすために自分たちにできることとは、川の汚染を減らすためには、世界中の人々が安全な水を使い続けるためには、うつ病患者をなくすために、格差のなかで飢餓を減らすためには、男女差別をなくすためには、飢餓を無くすためにはどうすれば良いのか、世界における発育阻害の人を減らすためには、アジアの飢餓を少なくするためには

⑤社会・地域・・・空き巣のない安心した地域を作るにはどうしたらいいか、日本の教育環境をより良くするためには、食品ロスと食糧危機をどちらもなくすためには

 

発表は、パワーポイントや模造紙にまとめる形式で行い、11月~12月の3週で、14グループずつ発表を行い、その日発表しないグループは、興味のある発表を参観し、意見交換や質疑応答で理解を深めた。中学生らしい斬新なアイディアも見受けられるなど興味深い発表となった。

来年度の活動計画

今後も総合的な学習の時間において、ユネスコスクールが重点的に取り組む3つの分野についての異年齢集団のグループによる「深一学」を実施する。

ユネスコスクールが提唱する「育てたい7つの力」を、本校では「6つの能力・態度」(コミュニケーションを行う力、進んで参加する態度、他者と協力し尊重する態度、批判的に考える力、未来を予測して計画を立てる力、多面的・総合的に考える力)として、それらを「生きる力」ととらえ、「6つのスキル」(コミュニケーションスキル、情報収集スキル、比較スキル、仮説スキル、類推スキル、分類スキル)を活用できるよう意識して進めていく。5つの領域(国際問題、自然・エネルギー、文化・生活、心・健康、社会・地域)とSDGsと結びつけ、自らが設定したテーマに沿って学習を行い、学習過程で生ずる疑問・課題を追究、解決し、「主体的・対話的で、深い学び」の実現を目指す。

~「深一学」年間計画~

第1回 全体指導:「深一学」オリエンテーション、学年指導:各学年の目標と評価領域の説明、リーダー指導①(主に3年生)、領域希望アンケート

第2回~第3回 チーム発足、テーマ検討開始

第4回~第7回 探究学習の開始、情報収集、ワークシートの活用

第8回 リーダー指導②中間報告方法指導

第9回~第12回 中間報告→ビデオ、評価用紙、グループ内評価、中間報告に対する評価(コメント)を見ながらの修正、追加

第13回~第14回 発表に向けてのまとめ

第15回 リーダー指導③司会と発表上の注意

第16回 発表会に向けてのリハーサル

第17回~第19回 発表会

第20回 今年度のまとめ

過去の活動報告