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2023年度活動報告

活動分野

環境, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 国際理解, 平和

1 各学年の年間の学習活動

年間活動計画に各教科・領域の内容に応じて、SDGs17項目と関連付けて学習指導を行っている。1・2年生は、生活科、特別な教科道徳を中心に取り組んでいる。3~6年生は、主に、社会科、理科、特別な教科道徳、総合的な学習の時間を中心に取り組んでいる。

2「有磨自然プロジェクト」

◇地域見学

1・2年生が「生活科」で地域の自然について学習する。校外学習を通して、季節ごとの地域の自然や生息する生き物の様子を学習している。

◇養蚕

3年生が「総合的な学習の時間」で生物の育成として蚕を飼う活動をしている。生態を調べ、世話の仕方を通して生命の尊重と慈しみの心の育成を行っている。

◇綿づくり

5年生が「総合的な学習の時間」で地域の伝統産業として綿の生産を行っている。学級園で綿花を栽培し、綿をとり、本校のマスコットづくりの材料として活用し、卒業生や新入生に渡している。

◇有地川水生生物・水質調査

4年生が「総合的な学習の時間」で、有地川の水生生物に触れる体験活動を行っている。同時に、有地川の水質検査を行うことで、水質と生息している生物との関係を学ぶ体験もしている。この活動は、社会科の「水はどこから」と関連付けて学習を深めている。また、今年度は水質調査と社会科の「ごみ処理と利用」の学習、社会見学、エフピコの出前講座の学習を通して、食品トレイの回収を企画し全校に回収協力を呼び掛けた。4年生児童が役割分担して、回収についての校内放送や回収袋の整理を行っている。

◇動物園の看板づくり

6年生が「総合的な学習の時間」で商工会議所および福山市立動物園と連携して、動物の柵前の紹介看板を制作している。依頼された担当動物について調べ、特徴や生態、生息地域等をまとめる学習を通して、生き物と環境保全について考えを深めている。

3「有磨文化プロジェクト」

地域の方々の協力を得て、1年生は「昔遊び」、2年生は「町の発見」、3年生は「有磨の薔薇産業」「ばらのまち福山」、2・4年生は「米作り」「稲刈り」「餅つき」、5年生は「しめ縄作り」「獅子舞」、6年生は「有磨太鼓」等の活動を行っている。地域の方々との触れ合いを通して、故郷への愛着だけではなく、故郷の文化の継承、地域とのつながりという面でも高い効果を上げることができている。

来年度の活動計画

2024年度(令和6年度)も「有磨自然プロジェクト」と「有磨文化プロジェクト」を継承していくことを基本に考えている。

自然体験学習については、各学年の取組を継続していきたいと考えている。

伝統文化体験学習については、これまでの活動を継続しながら、新たに新4年生が福山市の「スクールローズガーデンプロジェクト」の2年目を進めていく予定である。そして、この学年が2025年度(令和7年度)に行われる「第20回世界バラ会議福山大会」に参加することを通して、有磨や福山と世界のつながりについて考えさせていきたい。

そのためには、「学校教育活動の校外への積極的な発信」「校外からの評価」「学習をサポートしていただける人材の紹介」「他機関(他校)との連携」といった外部へのより一層の働きかけが必要になってくると予想できる。有磨地区だけでなく、芦田町という地域を巻き込んだ教育活動になるような取組につなげていきたいと考えている。

過去の活動報告