高校生のための地球環境問題入門

本書は、本校ユネスコスクール班による環境問題に関連した取り組みをまとめたものです。参加型の環境講座3回分の内容を収録しているほか、地球環境問題の概要や国際社会の取り組み、原子力発電についての生徒たちの意見などを紹介しながら、地球環境・エネルギー問題の解決策を模索しています。さらに、「地球憲章」全文や、NGO RASICA代表の菊地格夫氏と秋田大学の村上東教授の寄稿も収めています。

本書は、ESDに関連して本校ユネスコスクール班が編集・発行した本として4冊目となります。ジュンク堂などの大手書店やアマゾンなどのオンライン書店で販売されています。ご高覧いただければ幸いです。

この本の「まえがき」を以下に掲載しますので、ご参考にしてください。(詳細表示を選択すると表示されます。)

分類 書籍
テーマ 環境問題
著者 編者 秋田市立秋田商業高等学校 ビジネス実践・ユネスコスクール班
対象 高校生・一般
推薦者
登録日
内容

秋田市立秋田商業高等学校ビジネス実践・ユネスコスクール班はこれまで数年にわたって、総合的な学習の時間に国際理解・国際協力にかかわる取り組みを行ってきました。2010年度からは、そうした取り組みを基盤として環境問題への取り組みも始め、2011年度には「地球環境問題」というテーマを新たに設けて、生徒と教員が一緒になって研究や実践を行いました。本書は、そうした研究や実践をまとめたものです。

このような取り組みは、ユネスコスクールのネットワークで推奨されている四つの基本分野の一つ「環境教育」に対応するものであり、また、持続可能な社会を築くための担い手を育てる教育、ESD(持続発展教育)の一環でもあります。

ESDでは、世界中の人々とのつながりとともに、未来世代とのつながりを重視します。本書は、現在および将来において地球上に生きるすべての人が人間としての基本的な権利──食料、住居、教育、医療──を享受することができるような平和で公正かつ持続可能な社会を構築することに、わずかながらでも貢献したいという願いのもとに編集されたものです。いま生きている子どもたちと、これから生まれてくる子どもたちが健やかに、そして安全に暮らすことができるように、地球温暖化問題をはじめとするあらゆる地球環境問題を取り上げ、可能な限りそうした問題の真相に迫り、その根本的な解決策を模索します。また、原発事故に象徴されるエネルギー問題も正面から取り上げ、持続可能なエネルギー供給のあり方について考えていきます。

読者の皆さんがこの本によって未来の可能性に心を開いてくださり、そのような希望の未来に向けて一緒に努力してくださることになれば、編者の一人として望外の幸せであります。

 

ユネスコスクール班によるこれまでの本
出版
発行 アルテ
発売 星雲社
出版年 2012年
税込価格 1,680円
問い合わせ先 秋田市立秋田商業高等学校  〒010-1603 秋田県秋田市新屋勝平台1番1号 ユネスコスクール班 大堤直人
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