小学生用SDGs副読本・学習プログラム「南極・北極から地球の未来を考える」発行のご案内、教材に関するアンケートへのご協力のお願い

私ども 「公益財団法人 日本極地研究振興会」では、文部科学省ユネスコ活動費補助金事業「SDGs達成の担い手育成(ESD)推進事業」に申請しました「南極・北極から地球の未来を考えるESD副読本と学習プログラムの開発」事業が2019年度、2020年度と2年連続して採択され、教材開発を進めてきました。2019年度の中学生用に続いて、このほど小学生用教材が完成しましたのでご案内させていただきます。

地球温暖化が激しく進行する南極・北極は、地球の未来の姿を先取りした場所です。南極・北極を、地球環境変動を学ぶ教材として、また「持続可能な社会の創り手」に必要な知的好奇心と困難な課題に挑戦する勇気を育てる教材として両冊子をご活用ください。

小学生用SDGs副読本の概要

 

このSDGs副読本では、最新の研究成果にもとづいて、南極・北極が地球の未来を考える上でなぜ大切なのか、極地で進行する温暖化と生態系の変化、極地科学のフロンティア、先進的な環境保護、極地の科学基地について、わかりやすく紹介します。そして、SDGsのために何をしたらいいのかを考えるヒントを与えてくれるでしょう。

 

 小学生用SDGs学習プログラムの概要

 

このSDGs学習プログラムは、ペアとなるSDGs副読本を用いた授業を小学校の社会、理科、道徳、家庭、その他の教科で実施するために必要な様々な情報を提供します。例えば、3章のワークシートは、11の課題についてすぐに授業で使用できる形にまとめられていますし、4章は、南極・北極についての質問・回答集で、授業で予想されるさまざまな質問に答えられるように71の質問・回答を取り上げました。5章は、Googleアースによる南極・北極までの航路と科学調査で、授業で利用できるようにGoogleマップと映像で分かりやすく紹介します。

両教材とも、ユネスコスクール加盟の小学校には、送付させていただきますので、是非、ご一読のうえ、ご感想をお寄せいただくとともに、本教材を用いた授業をご計画いただきたいと思います。その際には、当財団より、教材の送付だけでなく、オンライン授業への対応も含めて、南極地域観測隊OBなどの様々な職種の専門家を講師として派遣するほか、東京立川市の「国立極地研究所 南極・北極科学館」の見学会のアレンジ等のサポートをいたします。教材のご感想、授業や教材等に関するご要望等については、当財団HPの「アンケート回答」のフォームからも送信いただけますので、ご連絡をお待ちしております。

(教材の詳細・申し込み、授業等に関する問合せ先)

公益財団法人 日本極地研究振興会 事務局

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