1年生 <粟崎となかよし> 1年生は,<粟崎となかよし>をテーマに、生活科単元<むかしあそびをしよう>を中心に学習を進めた。木ごまやけん玉などの道具を使って昔遊びを体験し,もっと上手になるために,地域の名人さんに教えてもらう機会をもった。地域の名人さんとの交流で,さらに学習意欲が高まり,その後の「年長さんをむかえる会」では,年長さんに分かりやすく昔遊びを教えることをめあてに取り組んだ。ESD発表会では,協力してくださった昔遊びの名人さんや保護者に向けて,遊び方や上手にするコツを紹介し,上達した昔遊びの技を披露することができた。グループの友達と協力する力、名人さんとの交流を通してコミュニケーションを行う力が付いた。 2年生 <粟崎をたんけん> 2年生は,<粟崎をたんけん>をテーマに,地域探検として,社会福祉施設を訪問し,お年寄りと交流した。お年寄りに喜んでもらえるように友達と協力してアイディアを出し合い,メッセージカードを準備し,合奏や劇で楽しんでもらおうと企画・練習した。当日は,練習の成果を生かし楽しく交流できた。また,地域の「粟崎郵便局」の見学では,事前に書いたはがきをポストに入れ,ポストの中を見せていただき,郵便物の届くしくみや安全の工夫を教えていただくなど,地域の中での郵便局のはたらきを実感することができた。ESD発表会では,「社会福祉施設訪問」「郵便局見学」の様子をグループごとに協力して発表方法を考え,粟崎探検で学んだことや感じたことを,写真やボード,絵や実演などで発表することができた。 3年生 <粟崎の自慢を見つけよう> 本校では,全校児童が地域の特産である「五郎島金時」を栽培している。3年生は,粟崎の自慢としての「五郎島金時」について生産者さんとの交流を通して,サツマイモ作りに対する思いや願いを知ることができ,地域への理解を深めることができた。また,昔から伝えられている行事(獅子舞・奴行列)については,金沢ふるさと学習で,地域の獅子舞・奴行列保存会の方に来ていただき実演してもらった。実際に間近に獅子舞・奴行列にふれることで,粟崎の伝統を実感していた。ESD発表会では,テーマごとに友達と協力し,「五郎島金時」や「獅子舞・奴行列」について,学習を通して分かったことや深まったことを模造紙にまとめ,保護者に発信することができた。 4年生 <だれもが住みよい町づくり> 4年生は,<だれもが住みよい町づくり>をテーマに,バリアフリーの学習に取り組んだ。点字学習器・アイマスク・車椅子・お年寄り体験用の器具等を使って,様々な立場を体験し,自分たちの町は体の不自由な人やお年寄りにとって住みよい町かを調べる学習に取り組んだ。その際,2年生の時に交流している社会福祉施設へも見学に行った。バリアフリーやお年寄りにとって生活しやすい施設になっているかどうか、2年時とは違った視点で学びを深めることができた。また,聴覚に障害のある方をお迎えし,生活の上での苦労や工夫について話を聞いた。様々な人と交流し,「コミュニケーションを行う力」を付けることができた。ESD発表会では,学んだ内容や自分たちの考えを壁新聞にまとめ,保護者を対象に発信した。 5年生 <砂とともに生きる町、粟崎> 5年生は,地域の「JA粟五青壮年部」の協力を得ながら,春から夏にかけて,小玉スイカの栽培に取り組んだ。児童は,当番を決めて水やりをし,定期的に雑草を抜いたり,観察記録をつけたりした。順調に生育し,収穫の際,自分たちが育てたスイカの糖度が,出荷の基準を満たすほど甘く育っていたことが分かり,子どもたちは,とても満足げであった。その後,加賀野菜へと学習を広げ,加賀野菜の特徴や歴史・調理の仕方などについて調べた。また,加賀野菜のひとつである「源助大根」の栽培も秋から冬に行い,収穫することができた。ESD発表会では,加賀野菜について学んだことを4年生に発信することができた。 6年生 <人とのつながりの中で生きる> 6年生は,<人とのつながりの中で生きる>をテーマに,6年間の総まとめとして,地域である粟崎から離れ,より発展的に広い範囲に目を向け,金沢について理解を深める学習を行った。5月から7月は,「金沢百万石祭り」について調べた。実際に祭りを見た児童の感想を聞いたり,資料やインターネットで調べたりして,各自がパンフレットにまとめる活動をした。これが金沢の伝統ある祭りであり,これからも続いていってほしいという思いをもった児童が多かった。2学期からは「金沢のよさを発信しよう」というテーマで,金沢の名所や伝統,偉人についての追究が始まった。10月には,実際に,金沢城や兼六園など金沢の歴史を感じられる場所や伝統産業工芸館などの見学をした。金沢には,これからも守っていくべきものや,伝統がまだまだあるということを児童は実感することができた。 |