具体的には、特別活動、教科学習、地域貢献を3つの柱として、①環境に係わる学習活動②人権・平和に係わる学習活動③健康・福祉に係わる活動④食育に係わる学習活動を行った。
①環境に係わる学習活動
・4年生は、社会科の「ごみのゆくえ」の学習で、9月5日(水)名張市役所の環境対策室の方に来ていただいて、三重県に1台しかないチッパー車での作業を見学しました。剪定された木の枝を事前に子どもたちが集め、それを細かく粉砕してもらいました。作られたチップは、運動場の隅にあるコーナーに置き、カブトムシを育てています。
・10月30日(火)に4年生で里山体験学習を行いました。事前に、自治連合会やPTAの方々が、山の安全確認やクイズラリーの準備を行ってくれました。それぞれに配布された葉っぱのしおりと同じ葉を探したり、木や虫に関するクイズを解いたりして、自然や生き物の大切さを学びました。
・子どもたちと地域の絆づくり事業推進協議会主催の「花いっぱい運動」を子どもたちに呼びかけ、4月30日(祝日・月)に、子どもたちと地域の方々とで苗の植え替え作業を行いました。
②人権・平和に係わる学習
・6年生は修学旅行の際、国際平和ミュージアムを見学しました。事前に、ミュージアムについて調べたり、見学後には社会科の学習で戦争について学んだりしました。
③健康・福祉に係わる活動
・福祉委員会で、アルミ缶とペットボトルキャップの回収を行っています。環境への配慮と共に、世界各地でワクチン支援を行うことができます。また、書き損じハガキの回収も行っています。
④食育に係わる学習活動
・1~3年生が、給食に使われる食材の下ごしらえを体験しながら、給食の先生から食材の作られ方や含まれている栄養について教えてもらいました。1年生はエンドウ豆、2年生はとうもろこし、3年生はスナップエンドウを使って体験を行いました。また、1年生が育てたさつまいもを給食で使用してもらうこともありました。大量の食材を使って作業する大変さから、調理してくれた人達に感謝して食べるということを改めて学び、自分たち、または他学年が手を加えた食材を味わうことで、残食の減量にもつながりました。
SDGsを意識しながら、1、2年生は生活科、3~6年生は社会科の学習と絡め、持続可能な社会の形成の重要性を理解させるような取り組みを推進していく。
また、今後も福祉委員会での活動を続け、活動内容の報告を積極的に行っていくことで、活動の意義を理解し、協力できるようにしたい。内容の報告については、校内だけに留まらず地域や保護者へ伝えていくことで、興味関心を高め、つながりを増やして行く。