本校の学校教育目標は「未来に向け 自ら学び 心豊かでたくましい児童の育成」である。そこで,ESDを中心的な原動力の一つと捉え,体験を通して課題解決力・かかわる力・実践力・コミュニケーション力の育成を目指している。
具体的には,中学校区全体で共通理解した活動計画を柱に,①地域に係わる活動,②国際理解に係わる教育,③環境・福祉に係わる学習,④食・農業に係わる学習を行った。
① 地域に係わる活動 3年生【二藤学区のお宝大発見】
ポンプ場(農業用水),神社,公民館,児童館など「地域の宝」とよぶことができる場所について調べてみると,それぞれの場所がもつ役割と自分たちとのつながりを発見することができた。また,地域の達人とのふれ合い活動をすることで,自分たちの住む藤田には,伝統的な行事やスポーツ,芸術などに優れた技をもつ達人がいることを知り,活動を通して,地域への愛着や誇りが育った。
② 国際理解に係わる教育 6年生【幸せって何?】
れの国の食文化を守るために必要なことは何かを話し合った。そこで,「食品ロス」や「食料自給率」などの食の問題を知り,さらに調べていくこととした。また,食の問題以外にも,世界には他にもたくさんの問題があることに目を向けた。これらの現状を知り,持続可能な社会に向けて自分たちにできることを考え,グループごとにプレゼンテーションを行った。
① 環境・福祉に係わる学習 4年生【みんなに優しい町づくり】
ゴミ調べをしたり,岡山市環境局の方から話を聞いたりして4Rについて学んだ。また,ゴミ問題やリサイクルについて関心をもったことをテーマに,本やインターネットなどを活用して調べた。地球環境を守るために自分たちにできることは何かを考えた。
また,バリアフリーについて体験したり調べたりして,相手の立場や気持ちを想像し,理解しようとしながら人と関わっていくことの大切さに気づいた。その気づきをもとに「みんなに優しい町」をつくるために自分たちにできることは何かを考え,まとめたことを3年生に向けて発表した。
② 食・農業に係わる学習 5年生【藤田の農業を知ろう】
中学校区内・地域での活動
4月 ESD担当者会
5月 ESD学校連絡会
6月 ESD地域連絡会
2月 ESD発表会
学校内での活動計画
今年度同様に以下の内容について1年を通して学習を行う予定である。
3年生 地域に係わる学習【二藤学区のお宝大発見】
4年生 環境・福祉に係わる学習【みんなに優しい町づくり】
5年生 食・農業に係わる学習【藤田の農業を知ろう】