本校は、「社会の持続可能な発展をめざして」を活動テーマとして、ESDを持続可能な社会づくりの担い手を育む教育と捉え、ESDの実践を通して、現代社会の課題を自らの問題として捉え、身近なところから取り組むことができる力の育成を目標とした。 具体的には、福祉、環境、エネルギーを柱に、①「ひと」に係わる活動、②「もの」に係わる教育、③環境に係わる学習、④エネルギーに係わる学習を行った。 ① 「ひと」に係わる活動 ○3年生「伝え合う心」(総合的な学習の時間)(SDGs3・SDGs11) 障害をもつ人について関心を持ち、自分なりの課題を見出し、目や耳の不自由な人の気持ちを理解し、課題解決に向けて意欲的に取り組む活動。(福祉) ・目や耳の不自由な人のことや点字や手話や設備等について知っていることを話し合い,アイマスク体験をする。 ・視覚、聴覚障害の人の話を聞き、インターネットや本で情報を収集する。 ・追究したことをまとめ、交流したことを振り返る。 ○6年生「ジュニア民生委員・児童委員活動」(総合的な学習の時間)(SDGs3・SDGs11) 民生委員・児童委員の活動を知り、校区のお年寄りや初めて学校生活を送る1年生等のためにできることを考え、誰もが安心して住み続けられる町づくりをめざして意欲的に取り組む活動(福祉) ・「民生委員・児童委員」の活動内容を知り、「ジュニア民生委員・児童委員」としての委嘱を受ける。 ・縦割りグループのリーダーとして、活動する(ジュニア児童委員) ・「認知症SOS訓練」や「赤い羽根共同募金活動」に参加する(ジュニア民生委員) ・今までの自分を振り返り、これからの自分の行動について考える。 ② 「もの」に係わる教育 ○1年生「ひとつぶのたねから」(生活科)(SDGs15) 身近な植物に興味・関心をもち、それらに生命があることに気付くとともに、植物を大切にする活動。 ○2年生「レッツゴー 町たんけん」(生活科)(SDGs11) 自分達が住む町を探検し、町の自然、人々、社会、公共物等に関心をもつとともに、自分達の生活は、地域で生活したり働いたりしている人々や様々な場所とかかわっていることが分かり、それらに親しみや愛着をもち、人々と適切に接したり安全に生活したりする活動。(環境) ③ 環境に係わる学習 ○5年生「白川の緑を守ろう」(総合的な学習の時間)(SDGs7・SDGs15) 「市内で一番広い運動場」をキーワードにして校内にある木を調べ、身近な自然に関心をもち、樹木の果たしている役割やその大切さを校内から地域へ伝え広め、緑の環境を守っていこうとする考えを深める活動。(環境) ④ エネルギーに係わる学習 ○4年生「ゴミ減量大作戦」(社会科・総合的な学習の時間)(SDGs7・SDGs12) 社会科の学習や社会科見学から、環境問題に気付き、ゴミ減量についての課題をつかみ、自分から進んで資料を集めたり、3R(リデュース・リユース・リサイクル)の呼び掛けをしたりする活動。(環境・エネルギー) |