本校は,「校訓の精神を,学校教育の全面に生かし,知・徳・体の調和のとれた心豊かでたくましく生きる力をもった生徒の育成」を学校理念として,ESDの実践を通して「地域に見守られ地域で活躍する生徒の育成」を目標とした。 具体的には,昨年度から継続し①人権・福祉教育,②キャリア教育,③環境教育を柱に,活動を行った。 ①人権・福祉教育 【第1学年】「障害者や高齢者に優しい社会を実現しよう」 (総合的な学習の時間)<9~12月> ・「福祉実践教室」で,障害のある方を招いて話を聞き,障害のある方の気持ちや援助の仕方を理解した。また,車いすの体験,点字,高齢者疑似体験等も行った。社会福祉に対して,自らの問題としてとらえる良い機会となった。 【第2学年】「幼児の生活と家族」(技術・家庭科) <9月~12月> ・幼児の心身の発達と生活について学び,家族とのかかわりの重要性について考えながら,保育園で幼児と接することで,幼児期の特徴やかかわり方について学んだ。生徒たちは,幼児と楽しく過ごす中で,幼児の立場や思いを受け止めて行動することの難しさを感じ取っていた。 【全学年】 ・ボランティアに多くの生徒が積極的に参加し,地域社会の一員として貢献した。地域の方の温かい声かけもあり,ボランティア活動を通して,他人のため,地域のために活動できたことに喜びを感じていた。また,11月には人権教育講演会を開催した。 ②キャリア教育 【第1学年】「夢の実現に向けて」(総合的な学習の時間)<1~3月> ・身近な人の働く姿や職業について調べ,レポートにまとめながら,将来の自分のことを真剣に考えることができた。 【第2学年】「職場体験」(総合的な学習の時間)<6~2月> ・職業や上級学校について調べた後,8月に職場体験を行った。また,10月にはキャリア週間を設定し,「おやじの仕事を語る会」でおやじの会の方から様々な職業の話を聞いた。 ③環境教育 【全学年】「資源回収活動」(総合的な学習の時間)<7月,11月> ・地域住民とともに資源回収活動を行う中で,正しく分別することなど資源として出す際の注意事項や,地域の方々との関わりについて学んだ。また,生徒会発案のもと,資源回収の活動が組み込まれた。 ①人権教育 福祉実践教室 ①福祉教育 社会福祉ボランティア ②キャリア教育 仕事を語る会 ③環境教育 資源回収
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