研究のためのユネスコスクール

 
 
ユネスコスクールはユネスコおよび関連機関が教材を実験的に開発・使用し、有効性を実証するための国際的な「実験場」です。教材はそれぞれの地域の学校の規定や状況に合うよう変えることができます。 世界中に普及されるこれらの教材はユネスコスクール・ネットワークの相乗効果に貢献します。これまで人権教育・エイズ予防・砂漠化・飢餓などのテーマで教材が実験的試用されました。ユネスコスクールは新しい教育方法やユネスコテーマの研究にも関わっています。

2010年度 実施のプロジェクト

 

グローバルユース&メディア・プロジェクト

 ユネスコスクールはメルボルン大学や国際パートナー機関とともに若者のメディア利用に関する情報を収集しています。グローバルユース&メディア・プロジェクトはオーストラリア研究会議の資金により運営され、2011年後半に完了予定の国際共同研究プロジェクトです。
 プロジェクトの目標は14カ国で14−17歳の対象者におけるメディア経験と国際化の理解の関係性について研究することです。各国で都市部のユネスコスクールに通う14−17歳の学生1000人が参加します。
 
参加国
オーストラリア、ブラジル、カナダ、ドイツ、日本、ヨルダン、ケニヤ、メキシコ、ニュージーランド、韓国、ロシア連邦、南アフリカ、トリニダード・トバゴ、アラブ首長国連邦

運営パートナー
このプロジェクトはメルボルン大学のイングリッド・ヴォークマー氏が中心となり実施されています。

国際パートナー機関
クイーンズランド大学
クワズル・ナタル大学
オックスフォード大学
アムステルダム大学
ニュージーランド・ツィムフェルコミュニケーションズ

 
 
 

子どもの権利の教授法

 現在数カ国のユネスコスクールでは各国のユネスコ国内委員会の協力のもと、子どもの人権に関する教材を実験的に試用しています。
 ユネスコとフランスのNGO、EMDH(「世界の子ども-人の権利」)が開発したこの教材は、6歳から18歳の子どもと接する教員や教育者が対象です。この教材の目的は、子ども達が自らの基本的人権を認識し、表現することです。教材は6つのテーマを中心にまとめられています。
  • 社会正義と公正
  • 多様性
  • 平和と紛争
  • 表現と意見
  • 子どもの仕事と教育
  • 人道的な仕事
 各年齢層とテーマごとにそれぞれ議論、ロールプレー、シミュレーションなどの活動が提案されています。
 試用期間中、教師は意見やアイディアなどを評価用紙に記入し2010年4月末日までに提出するよう奨められています。評価と変更の後、最終版が2010年秋に出版される予定です。
 
運営パートナー
EMDHパリ
 

実験的に試用された教材